審判のカード。
数字「20」数秘「2」。
生命の木では月と逆相。
数秘的に女教皇、正義と連結。
正位置のポジティブ:結末/結果/終息/終決/落着
正位置のネガティブ:飛散/消滅
逆位置のポジティブ:維持/延長
逆位置のネガティブ:延期/保留/潜行/凍結/停滞
「終わりの終わり」は「終わること」が「終わる」こと
言葉遊びでもありませんが。日本語って難しいね。星が未来の道筋を示し月が過去のしがらみを思い起こさせ太陽があなたの努力の成果を渡す。それでひとまずこの運命は、あなたにとって手仕舞いなのです。終わることが終わればもう何も変化なし、その場で両手を広げ手に残ったものが今回の運命の流れの全てです。それ以上は増えることも減ることもありません。だからあなたもまた、運命に対して結論を出さなければいけない。とはいえおおむね正位置のケースなら順当な決着がつくわけで、そうそう悪い方には触れないのが審判のカードです。正義ほどは厳しくもなく、塔ほどに破滅的でもない。あなたの人生をより良き方に導くものは常に隣に肩を並べているはずで、やれることをやってこれたならそう悪い結果にもならないはずなのです。あなたにとって。
なにより現状で「ここはもうこれで良し」と言えることそのものが、まだまだ運命の中で恵まれている証拠。時に人は結論を出したくとも周囲の圧がそれをさせまいと無理くり次のサイクルにあなたを引きずり込むケースだってあります。それが審判の逆位置。足抜けはさせないと。なんだかふわっとしたような、なおざりな結末で「次行ってみよー」とかなる方が苦痛なこともあるのです。
まあ個人のキャラにもよるんだけどね。きっちり決着をつけて先に進みたい人もいれば、白黒付けない緩い流れでなあなあな環境を好む人もいます。どちらがどうとは私も判断しませんが、何にせよ運命のバスはここが終点。お降りの際にはお忘れ物のないように。