愚者のカード。
数字「0」数秘「22」。
生命の木では魔術師と逆相、
数秘的に正義と陰陽。
正位置のポジティブ:自由/奔放/発想/魅力/無邪気
正位置のネガティブ:幼稚/稚拙
逆位置のポジティブ:安定/配慮
逆位置のネガティブ:束縛/不自由/制限
始まりの1「会合(えごう)」
愚者のアルカナは、運命の3つの始まり方の一つを守護するアルカナです。その始まりは「会合」。なんら意味を持たない偶然。(女教皇の偶然の意味合いと違うので注意しましょう)意味を持たないから、そこで始まった出来事、出会った相手が、先々どういう展開をするのかはまったく分からない。そんな状態です。ですので読みや打算が通用しない。経験則も。そんな運命の始まりに求められるのは、自然体です。
運命が「どう育つか全く予測がつかない」状況下で、運命を「あなたが望む方向に着地させたい」場合、その始まりで自分らしさを否定してはいけない。隠してもいけない。周囲に配慮してもいけない。自分らしい結果を求めるなら、自分らしくはじめるべきです。そんなアルカナ。
だから愚者であれと。愚かでいいからと。下手に賢くなくていいということですね。
愚者の意味する自由とは、環境を意味する事もありますが、多くは「こころの自由さ」を指します。冒険心。探究心。だから愚者は旅人のカード。