女帝のカード。
数字「3」数秘「3」。
生命の木では中心、
意味的には皇帝と逆相。
数秘的に吊るされた男と逆相。
正位置のポジティブ:生育/誕生/保護/母性/収穫
正位置のネガティブ:不断/犠牲
逆位置のポジティブ:愛憎/情緒
逆位置のネガティブ:過多/過剰/過保護
他者ありきの関係性を紡ぐ
女帝。元来の意味が母性を示すこのアルカナ、他の人間との関係性を示唆することが非常に多いです。まあ子供あってのお母さんだからね。そこから出てくるのが加護とか保護のイメージ。時には相手に対する受容や包容、犠牲なんて意味合いもあります。また妊娠や出産、結実という意味合いも。結実と言う意味では、運命の流れで初期的に得られる成果も示します。手応え、感触。「これはいける」とか「予定通り」とか。逆位置の場合はこの意味が増大して「過剰」「過大」「余分」とか。多すぎる成果、多すぎる愛情。だから過保護の意味合いも。まあ母親のいいところと悪いところを正逆に捉えれば分かりやすいのかな。優しいけど構い過ぎとか。マメだけど口うるさいとかね。あと噂や不確かな情報に踊りやすいケースも。
過ぎたるは及ばざるがごとしとはよく言ったもので、愛情も成果もバランスって大事です。多すぎる林檎は腐ってしまうのは自然の摂理。成熟した甘味も度を越せば毒になるわけで、それは人間関係でも一緒です。信頼も過ぎれば盲信、愛も過ぎれば依存になります。人生なんて80年そこらの綱渡りなのですから、バランスは崩さないように。