こちらはタロットカードの簡単な解説です。大アルカナ完了。次は小アルカナを。
自由、奔放。でも幼稚で無鉄砲。何も考えていないようで、じつは本当に何も考えていない。そんな魅力あるアルカナ。
このアルカナから「若気の至り」なんて意味を取るのは自分ぐらいでしょうか? 周りに気は回るんだけどね。
本当に使いにくいアルカナ。気まぐれな女神の啓示は、春風の如くです。時に頬を撫で、時には嵐のように。
相手が居てこその愛情。それを幸福と取るか負担と取るかで、意味ががらっと変わってくるアルカナです。やや重め。
背中で語るアルカナ。何も言わない、何も訊かない。ただ行動あるのみ。でも時にその寡黙さは周囲の誤解を生むかも。
世界観だのポリシーだの言うと逆に胡散臭くなっちゃうのかな。要は誰もが自分らしくない生き方はできないって事で。
好きになるだけじゃ恋人にはなれません。その人に決めないと。大アルカナの中で最初に出てくる決断の時。
動きと速さのあるアルカナ。そのスピードは女教皇の次ぐらい。ただし指揮者が必要です、それが居ないと迷走しがちに。
パワーではないですよ、キャパシティを意味するアルカナです。人としてどれだけの器があるか、そこが試されます。
まあ年寄りで隠居の身なので腰は重いです。それを補って余りある経験と熟考。積み重なった年月が生み出す洞察力。
ぎりぎりと音を立てて動き出す運命。巨大な鋼鉄の歯車がもつ慣性の力。そう簡単に止められるものではありません。
荒野に佇む少女に、戦いは正しかったと言えるのかどうか。主張ではなくその身で応えるべき運命へのレスポンス。
逆さに見れば世界は変わる。そんなアルカナ。固定観念や習慣を打ち崩すのは、並大抵の事ではありません。
目の前に現れた死神は「腹を括れ、覚悟せよ」と伝えます。残された時間をどう動くか、大アルカナ二度目の決断の時。
忍耐力の試されるアルカナ。道半ばの無為とも取れる時間は、後の芽吹きに繋がっています。焦ってはいけない。
欲望とか誘惑に注目されがちなアルカナですが、じつは悪魔の好物は恐怖。恐怖が人と運命を狂わせるのです。
なんだかんだでやっぱり悪い時期に出やすいアルカナです。いつまでも蓋をして隠していられるわけでもなく。
漆黒の眼前。雲間の彼方から差し込むただ一点の光が、如何に人間に必要か。希望と祈りのアルカナ。未来あれかし。
月は鏡、映すのは幻。明るさに夜明けと思い駆け出せば周りは未だ夜のまま。誤ったのは自分、誰も恨めません。
その圧倒的な明るさと熱。ただし、このアルカナを未来への成長へと繋げるには、ちょっとしたコツが必要です。
サイクルの終焉、運命の決着。手にするものと捨てるものを、正確に見分ける事が出来るかどうか。大アルカナ最後の決断。
たとえ人がどう思おうと、それは運命の予定調和。収まるべくして収まった現状から、また新たなサイクルが誕生します。