死神のカード。
数字「13」数秘「4」。
生命の木では悪魔と逆相。
数秘的に皇帝と逆相。
正位置のポジティブ:期限/覚悟/約束/宣言/到来
正位置のネガティブ:制限/限界
逆位置のポジティブ:回復/復活
逆位置のネガティブ:遅延/不達/遅刻/延期/棚上げ
リアルを突きつける運命の優しさ
運命からの四つ目のリアクションが「期限」。締切です。〆切です。お時間です。明日から本気出すなんて言ってるやつに突然やってくる現実。本来の死神よりは随分穏やかですよ、来週死ぬからねなんてことは言わないわけで。でももうやんないなら、もう間に合わないよと。いつやるの? いつまでにやるの? そっちが決められないなら勝手に決めるけど? いい加減その重い腰を上げないとにっちもさっちもいかないようにしてあげるけど? そういうアルカナ。性格悪いですかね、いえいえ親切じゃないですか、わざわざ教えてくれるのだから。夢も希望も愛情もぼんやりと讃歌しながら獣のように争い群れて生きる人間は、自分の理想に現実を擦り合せたければ、語る未来を降ろしていかなけりゃいけない。だから実際に動かなければいけない。そうでなきゃ夢は夢のままです。なので期限が切られる。運命から。「人に平和を世界に愛を」。いいよその理想で。で、いつまでにやるの? と。
しあわせになりたいなら。欲するものがあるなら。夢があるなら。動きなさいとカードは言うけど、それにプラスすることの期限を課すのが死神です。いや表現が適切じゃないな、課すのではなく、その期限を教えてくれるのが死神です。まったくそれは親切なのです。この世は誠に申し訳ないが優しい言葉で時間は止まらないのです。