そろそろ数秘術また書き始める予定です。

08strength-f

力のカード。
数字「8」数秘「8」。
生命の木では中心。女教皇とやや逆相。
数秘的に星とやや逆相。節制と連結。

正位置のポジティブ:寛容/許容/調整/治癒/救済
正位置のネガティブ:緩慢/鈍感

逆位置のポジティブ:放出/従順
逆位置のネガティブ:無力/犠牲/重荷/重圧/暴走

疾走ではなく散策する運命もあって

よく「時間の矢」なんて言い方をしますけど、運命というのはただ1本の矢のように飛んでいくことはしません。そうでなきゃ未来は完全に決まってしまいます。占う意味もなくなっちゃう。一本釣りではなく、投網なんですね。おおむね目指した方向に進んでいくにせよ、その変化は様々です。遠い未来になればなるほどね。ターミネータはドラえもんの別個体かもしれないわけで。

まあそんな遠い先の話はおいといて、差し迫ってみなさんが気になるのは来月や来年、自分の人生に関わる未来であって、その可能性や選択肢をどこまで増やせるのかを守護するのが、この力のアルカナです。カーナビで言う「ルート選択」ってやつです。結局目的地にたどり着くなら、どう行ったっていいわけじゃないですか実際。ただ現実問題として、自分が出せる時間、体力、精神力、資金、そういったものには限界があって、あまりに遠回りだったり上り坂だったりすると「もうダメ耐えらんない中止中止」となって、人の未来は望む場所まで届かず終わるのですね。

人に翼はないので世界を俯瞰で見えない。遠くに見える角を曲がったら目的地は目の前だった、なんて事もあるわけです。このアルカナが出たら道が増え、選択肢が増えて、あなたは悩むことになるでしょう。ただ遠回りでも結局辿り着く未来にブレはありません。寄り道の結果、手に入るものもあります。足で歩くのと違って、こころに力が在れば運命は遠回りしても平気なのです。

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