そろそろ数秘術また書き始める予定です。

chap.1-3 みんなの時間とあなたの時間

ここまで読んで「これってホントに前準備?」と思われている方も多いかもしれませんが、占いの世界に手を触れるなら、ましてその世界で生きていこうとするなら、ホントにホントの大切な部分なので、しつこいぐらい書こうと思います。それに後々ずいぶん差がつくよ、ここの部分の意識があるのとないのでは、ね。

絶対時間と体感時間。ちょっと意味合いが違ってきているので言い方を代えましょうか。社会的な時間と個人的な時間です。みんなとあなたの。あなたの信じる占いをみんなの時間にムリクリ持ち込んじゃいけないわけです。
だからね、自分は「当たる占い」って言い方が嫌いなの。「当たる=誰でも当たる」って感じがするじゃない。一人ひとり違う時間を鑑定しているんだから、千人当てようが一万人当てようが、それが次の一人を当てる保証にはならないわけで。鑑定人数は占者の経験値の指標としては有効ですが、それは決して占いの的中率を保証するもんじゃないんですね。まあある程度は指標にしてもいいかも知んないけど、保証はしませんよ? こんな事書いたら他所から叱られるかな。いいか書いちゃったし。それが当たる占いになるかどうか、もっと自分の言いたいように言い換えれば役に立つ鑑定になるかどうかは、相手さんが、相手さんの乗っかってる人生と時間が決める事なんです最終的には。

てかこんな延々と話すことでもなくて、ビジネスでやるんだったら押し売りはダメなのです。これはね、もう最近はコンプライアンス厳しいんだよ。他の業界では当たり前に唱っている事なので。どうしても見えない商品扱ってるから、当たる当たらないで感情論になっちゃう事、多いんだよね。

占いは、タロットを手にする人は、決して占いを相手に押し付けないように。最初はね「初心者なので鑑定させてください」は問題ないです、それと「お困りの際はいつでもご相談ください」とかはね。でも「当たるからやってご覧なさいよ」ってのはナシで。ナシの方向で。まあ口コミってのもあるので一概には言えないけど、少なくとも占者本人はそういうのナシで。ね、大事な話でしょこれ前準備としては。まあ誠実な鑑定やってれば当たる当たる言わなくてもお客さんはできます。ちゃんと常連さん付きますんで心配ないです。

「それって単に当たんないときの言い訳なんじゃね?」とかここまで説明してまだそんな事言う人はもう何言っても否定するでしょう。住み分けてください。占いが要らないって人と理解し合う必要はないです、共生できない相手とも共存する分にはこの世界は十分広い。有難い話です。
長いこと占いの仕事をやってて身に付いた感覚なのかなんなのか分かんないんですが、私は他の人のこころを侵蝕するのが非常に嫌いです。自分のこころを他者に侵蝕されることも嫌悪するからです。それは一種の殺人にすら近い感覚があるのです。だから最終的には必ず、ご自分の判断でと。
時にはお客さんがあまりに常識から外れた決断を下す時もあります、けっこう経営者に多いのですが。それでもいいんです。間違っててもいい、その人の人生、生まれて死ぬまでの体感時間はその人だけのものなので。他人は決して責任を取らない。そうですよね。公共の利益を守るのは公共の場である時のみです、こころの中まで多数決とか。とんでもない。あなたが死んだら目の前のこの世界は消えるのよ。世界から人が一人減るわけじゃない、それは他の体感時間から見た世界。あなたの目の前では、世界の方がなくなるのです。あなたの時間をあなただけが持っているというのは、そう言う意味です、わかるかな? だから自分で決めなきゃ。自分が何を信頼してやっていくかは、誰しも本人が決める事です。それが人生とか生き方に関わる事ならなおさらのこと。

なんだかだんだん話が大仰な事になってきてますが、そんな大それた話じゃないんですよ。次はタロットと体感時間の関係を。

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