そろそろ数秘術また書き始める予定です。

chap.1-1 占うことに慣れましょう

というか、カードに現在やら未来やらがきっちり写る事に早く慣れましょう。私は占いが「当たる」って言い方が大っっっっ嫌いなのでほとんど使いませんが、今だけ。タロットは当たります。よく当たる。そりゃもう使い始めの初心者の頃から、そこそこびっくりするぐらい当たるわけですが、いつまでもそれに対して「ひゃあああああ」ってリアクションしてたらいかんよ、って事です。

初心を忘れろって意味じゃないですよ。もちろん。タロットがきちんと仕事してくれる事に対する感謝や愛着は初心者の頃から今でもずっとあってしかるべきで、ここでの話はそういう事じゃないんです。だってさあ。カードが当たるのにびっくりしてるってことは、それが不思議だと思ってるからでしょ? 占われる側、お客さんがそう思うのは構わないけど、占い師がそれじゃいかんのです。だって何で不思議なの?

タロットの仕組みが「分かってない」からなんじゃないの?

そりゃ奥の奥までは分かりません。私も模索中です。でもね。一応は「こんな感じっスよ」とは言えなきゃいけないじゃないですか相手さんに。車が前に走るのはガソリン燃やしてるからで、電子レンジがおかずをあっためるのは電気を使っているからで、それぐらいざっくりでいいんです。エンドユーザーなので。それがタロットになると「何で当たるんですか?」って聞かれて「さ〜なんででしょうね〜ウフフ^^;」ってのもどうかなと。あーでもそれもミステリアスでいいのかな。まあスタイルでやるのは構いませんが、突っ込まれて素でしどろもどろでは相手さんも信用してくれないでしょ。
ていうかじつはお客さんに説明云々はどうでもいいことで、どうでも良くはないんですが優先順位的には低くて、タロットの仕組みを分かっている事は「あなたのこころ」を守る事になるんですね。

★★★★

占いやってるとね、いつかあなたも洗礼を受けるのです。こんな残念な社会なので。まあおいおい説明していきますが、実際占いが、タロットが、誰かの未来を当てたからって関係ない第三者にはどうだっていい事のはずなんです本当は。それなのにやれ「非科学的だエセ科学だオカルトマニアだ不思議ちゃんだ困ったちゃんだ」果てには「アタマおかしい」とか、そりゃもう外野は言いたい放題ですよ。何かしたか? オレはお前になんかしたのか? ってぐらい食いついてきますからね。あなたがまだうら若き女性だったらなおさらの事です。オレ理論派ちょっとこの子の前でいいとこ見せようとかならまだ下心あって健全なのですが、下手すりゃ「トンデモオカルトにハマりかけている彼女をオレが救わねばっ!!」とかそんなケースも。暑苦しいケースも。あるわけですよ。

もしそんな場面に出くわしたら。あなたはあなたのこころを、どう折り合いをつけるの?

もうすでに二度も三度も目の前でタロットが未来を写すのを見ているはずのあなたは、そうやって言ってくる外部からの雑音をどうやって処理できるか、そこが心配なわけですよ。だって自分には嘘はつけないわけで。分かんないけど、言い返せないけど。目の前で見ているわけで。そこでメンタルの弱い人だと、簡単にやられてしまうんですね。
私ぐらいのおっさんになったらね、へらへら〜っていなせるわけです、そんなケースでも。懐疑派の方と酒でも飲みながら議論するのは別に苦じゃありません、かえって楽しい時間。気心の知れた同士ならね。でもそれは年季だけの問題じゃなくて、私自身、自分の中で「タロットってだいたいこんな仕組みなんだろうね」って確信があるからです。

タロットの不思議さは、そのまま放置しておくと危険なんです。やはりある程度は、使う道具の事は分かってないと。そりゃもう当てて当たり前ぐらいに思ってないと。占う側はね。だから早く慣れてください。それがあなたの前準備。カードの選び方とか聖別とかの話じゃないんですね、残念。

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