なんかよくあるようなタイトルですが。まあ数秘術に限らず、その人が生まれた年月の数字、星の配置、親御さんからもらった名前などを分析して占う占術を一般的に「命式」といいます。運命の式ですね。ジャンガリアンのまとめで書いたように、これらはすべてその人に刻まれる「法力(運命のルール)」の一種です。タロットや易を「卜(ぼく)」というならこちらは「命」ですね。
命は印、つまり「しるし」です。一生変わらぬ印を刻まれているが故に、そのしるしは一生その人に影響を与え続けます。私は個人の運命をアストラ、世界全体が共有する運命をアトラスと言ってますが、もともとあなたのアストラには、その法力に反応する性質は刻まれておりません。しかし世界の過去には。この世界の長い歴史の中には、これらの法力に縛られて生きてきた人々の長いアストラの蓄積があって、それがあなたの運命にも混ざるのです。この世界で生きていくうちに。だから私がだいたい基準にしているのは、誕生日を元に出した命式が本人の人生に混ざっていくのがおおむね生まれてから2〜3ヶ月経ってから、名前を元にした命式が人生に混ざるのは3歳以降、女性が結婚して姓が変わった際に変化した命式が人生に馴染むのは10年ほどかかると踏んでいます。
まあ相と違って式の場合は、もろ歴史的、量的な力が加わりますから。やはり数秘の法力は強いです。なにせ数秘は聖書にも使われているわけで、アトラスに対するネットワークとプレッシャーが大きい。だから個人もなかなかその影響から逃れられません。日本人であってもね。
ねえ。不思議に思っている方もいるでしょ? 何で日本人の自分の名前がカバラの数秘に支配されるのかって。まあこれは他にも日本的な音や画数で鑑定する占術も別にあるわけで、比べてみると良いです。そしてより自分に馴染んでいる、自分のアストラと相性が良い方を使えばいいです。ただあなたの親御さんが付けてくれた名前に込められた想いや願いは強くとも、アトラスに膨大に埋め込まれて蓄積されたカバラ数秘の法力も負けじと強いのですね。
どっちでもいいですよ。繰り返しますがあなたの人生なので。数秘の法力を活用してもいい、それに抗って生きてもいいです。ただ知りたければ。まず一歩。どうぞこちらへ。